もしもあなたが郵送式HIV検査キットで「陽性判定」を通知されたら・・・
あなたはどうしますか?
そんな時はぜひ、STD研究所のリニューアルされた公式サイトをご覧下さい。きっとあなたを専門スタッフがサポートしてくれます。
◇郵送式HIV検査キットを使うリスク
私が初めて郵送式のHIV検査キットを使ったのは2009年の12月末でした。クリスマスも過ぎ、大晦日を迎える直前でした。当サイトでも紹介している「STDチェッカー タイプJ」です。
その当時からすでに、郵送式HIV検査キットを利用するリスク、問題点が医療関係者の間で指摘されていました。
中でも、どの指摘にも必ず出て来る問題点として、次のようなものがありました。
『もしも検査結果が陽性だったとき、利用者に対するサポートが出来ない。』
表現はいろいろありましたが、要するに検査結果を通知するまでがサービス範囲であり、「陽性判定」を通知したその後のフォローが出来ない、と言う指摘です。
しかし、医療関係者のこの指摘、どうかなぁと思います。私は2009年からずっと思ってきました。
「陽性判定」を通知された人の多くはエイズ拠点病院などへ行くでしょう。
でも、中には「陽性」と言う判定にパニックなり、そのまま放置したり自暴自棄になってしまう人がいるかも知れない。やはりHIV陽性の告知は専門機関が行うべきだ。
こんな趣旨の問題指摘、リスク指摘なんですね。
だったら、そんな人たちはHIV検査キットを使わない方が良かったのでしょうか。最初から保健所や病院へ行けばいいと言われるかも知れませんが、実際には行けなかった人、行きたくなかった人が検査キットを使っているのです。
検査を受けないままの方が良かったと言えるでしょうか。そんなことは絶対ないと私は思います。
HIV検査キットを問題ありと指摘するなら、もっと保健所や病院でのHIV検査受検数が増える取り組みを行うべきです。保健所のHIV検査受検数は2008年をピークに下げ止まったままです。
その一方で、郵送式のHIV検査キットの利用数は増加の一途をたどり、2016年にはついに9万個を突破しました。この現実が何を物語っているか。
HIV検査キットの信頼性、利便性、匿名性が広く支持されている証に他なりません。
HIV検査キットの問題点を指摘して、利用するなと言うのではなく、問題点があるならそれを改善、解決する方向で取り組むべきだと私は思います。
厚生労働省でもHIV検査キットの利用状況をみて、これだけ利用者が多くなると行政としても放置できないと判断し、国内の主要検査キットメーカーと安全基準の策定や利用者のサポート体制などを協議しているようです。(2016年11月24日付毎日新聞記事など)
さて、こうした郵送式HIV検査キットの問題点の解決へ向けた取り組みは、STD研究所においてはどう進んでいるのでしょうか?
◇STD研究所の「陽性判定」サポートの取り組み
STD研究所を運営する株式会社アルバコーポレーションの萬田社長は早くから業界内で安全性や信頼性を守るための基準が必要だと呼びかけていました。(2015年10月5日付読売新聞記事など)
そのSTD研究所のホームページが、4月3日付でリニューアルされました。今までとはガラリと変わり、よりいっそう私たち利用者が欲しい情報が増え、しかも検索しやすいサイトに生まれ変わりました。
中でも、検査結果が陽性判定だった時のサポートページが充実しています。ここに萬田社長の想いを見る気がします。
こんなページです。(下のイラストをクリックして下さい)
このページには、こんな記事が掲載されています。
●検査結果は、わかりやすくお伝えいたします
●お客様を個別に医療機関へ連携、とても安心です
●性感染症を診る医療機関を検索できます
●エイズ治療拠点病院・保健所等にも連携いたします
●医療機関連携・紹介実績
●郵送検査の社会的役割として
詳しく記事を読みたいあなたはこちらから。
STD研究所のリニューアルされたホームページによれば、HIV検査の結果が陽性だった場合、日本性感染症学会認定士や性の健康カウンセラーがあなたのサポートをしてくれるそうです。むろん、費用はかかりません。
匿名で相談可能なので、あなたの氏名や連絡先など、個人情報を知らせる必要もありません。やはり専門家に不安な想いを聞いてもらって、どう対処すべきかを正しく知ることが大事です。
もしもあなたがHIV陽性の検査結果だった場合、専門スタッフが提携先の診療科の担当者へ直接連絡を行い、受付のしかた・診療時間・その他診察に係る情報をできる限り具体的に確認してくれます。
ここまでしっかりサポートしてくれる検査キット販売会社は他に知りません。STD研究所ならではのサポートです。
また、STD研究所が提携している医療機関の一部が紹介されています。例えば東京都の例を見ると、こんな感じです。
●国立国際医療研究センター病院
●都立駒込病院がん・感染症センター
●慶應義塾大学病院
●品川イーストクリニック
●ねぎし内科診療所
●しらかば診療所
これが全てではありませんが、それにしても国立国際医療研究センター病院、都立駒込病院がん・感染症センターなどは国内でも最先端のエイズ治療を行っている医療機関です。
こうしたエイズ拠点病院へ連携してもらえると、こんな心強いことはありません。
今のは東京都の例です。他にも全国各地にエイズ拠点病院があるし、性感染症の専門病院も多数あります。STD研究所では、全国43,000件の医療機関を、検査結果の表示画面で紹介してくれるそうです。
そして、あなたがSTD研究所に希望を出せば、実際に受診しやすいよう連携してもらえる仕組みがあります。
万一、あなたが検査キットで陽性になったら、まずはSTD研究所の専門スタッフに相談してみて下さい。
まとめ
今回はもしもあなたがHIV検査キットで陽性判定を受けたら、その後どうすればいいのか、STD研究所のリニューアル公式サイトから情報を紹介しました。
従来にも増して、私たち利用者のサポート体制が整った感じがします。
なお、最後に1つ、重要なことを書いて終わりにしたいと思います。
それは、STDチェッカーに限らず郵送式のHIV検査はどれもみな、スクリーニング検査だと言うことです。
HIV検査がスクリーニング検査と確認検査の二段構えになっていることはあなたもご存知でしょう。
過去にこんな記事でも説明しています。
郵送式HIV検査キットはスクリーニング検査なので、仮に陽性判定が出てもまだHIV感染が確定した訳ではありません。確認検査を受けて、それでも陽性判定ならそこで初めてHIV陽性が確定します。
そして、郵送式の検査キットで確認検査は出来ません。確認検査を行うのは必ず医療機関になります。
つまり、本当にHIV陽性の告知を行うのは検査キット会社ではなく、専門の医療機関なのです。検査キットではあくまでHIV陽性の可能性を知らせるだけです。それがスクリーニング検査の目的でもあります。
従って、STD研究所が私たちに対して行うサポートの役割は、HIV陽性の可能性があると知らせること、専門の医療機関で確認検査を受けるよう促すこと、この2点です。
この2つのサポートが機能してこそ、初めて検査キットを安心して使うことが出来ると言うものです。その意味で、やはりSTD研究所は他社よりずっと信頼できる、安心して使うことが出来ると感じます。
あなたもぜひ、STD研究所のリニューアルオープンした公式サイトをご覧下さい。HIVを始めとする性感染症の不安解消に手を貸してくれる様々なコンテンツが充実しています。