2009年のある秋の日。
私の目の前に、突然言いようのない恐怖が現れました。
今まで感じたこともない、頭の片隅にも存在しなかった恐怖。
そう、それは「HIV感染」という恐怖です。
現在、私がこうしてHIV/エイズ関連ブログを始める大きなきっかけとなった「HIV感染疑惑」。
それはもう、今から丸7年も前のことでした。
今回は私がこのブログで何をあなたにお伝えしようとしているのか、それをブログ運営5年目に突入した今、改めて書こうと思います。
◇HIV感染という恐怖
2009年頃、私は仕事の関係で国内外を飛び回っており、その出張先で夜な夜な遊んでいました。
全く、今思えば冷汗ものですが、何が危険かを知らないことほど怖いことはありません。
特に海外では異国情緒に流されて、日本ではあり得ないような大胆さで遊ぶこともありました。
そんな私の目の前に現れたHIV感染と言う疑惑。そして恐怖。
その日から私の生活はガラリと変わりました。
その辺の詳しい経過は「私がHIV検査を決心できたわけ」という記事に書きました。
詳しくはそちらの記事をお読み頂くとして、とにかく私にはHIV感染疑惑を抱くだけの確固たる理由が2つあったのです。
1.HIVに感染したかも知れない危険な行為を繰り返した。
2.海外で遊んだ数週刊後に急性HIV感染症に当てはまる症状を連発した。
この2つです。
むろん、HIVというウイルスは感染力が非常に弱いウイルスであり、めったなことでは感染しません。
どんなに不安を感じていても、実際にはほとんどの人がHIVには感染していないのです。
しかし、それでもすでに日本国内にはHIV感染者が累計で26,981人います。(平成28年9月25日現在 エイズ動向委員会調べ)
ほとんどの人はHIVに感染しませんが、中には感染する人もいるのです。
自分がその「中には」の分類に入ってしまったのではないかという疑惑。これは本当に怖いものでした。
何しろ私はエイズが日本に上陸した時代をリアルタイムで見ています。
あのエイズパニック、薬害エイズ事件を見てきた世代なのです。
当時はエイズに対して相当偏った知識、偏見を持っていました。
そして2009年時点の私も、その偏見をそのまま引きずっていたと思います。
だからこそ、HIV感染疑惑はとても大きな恐怖となったのです。
自分がHIV感染疑惑の当事者になったとたん、私はあまりの不安の大きさに押しつぶされそうになりました。
◇ブログを始めた理由
検査前、HIV感染は間違いないと思っていた私ですが、意外にもHIV検査の結果は陰性でした。
そう、HVには感染していなかったのです。
それは単に運が良かっただけで、陽性判定が出ていてもおかしくありませんでした。
私はHIV感染疑惑におびえた3ヶ月間、HIVやエイズについて調べまくりました。
そして、次の3つのことを知りました。
1.HIVに感染しているかどうかは、症状からは絶対に分からない。
2.抗HIV治療の進歩によって、早期にHIV感染が分かればエイズ発症を防ぐことが可能。
3.HIV検査は保健所では無料・匿名で受けることが出来る。また、自宅で自分の都合に合わせて使える郵送式HIV検査キットもある。
この3つです。
私がHIV感染疑惑に陥るまでは、こんなことは知りませんでした。
自分がHIV感染疑惑の当事者になって、初めて知ったのです。
HIV検査が陰性でほっとした私は、私と同じようにHIV感染疑惑に陥った人に自分が集めた情報を発信しようと思いました。
先ほどの3つを他の人にも伝えようと思ったのです。
それがこのブログを始めた理由です。
このブログを読んでくれて、
●HIV感染に全く無関心だった人が関心を持つようになる。
●HIV検査を受けてみようと思う人が出て来る。
そんなふうになればいいなと思ったのです。
かつての私と同じようにHIV感染疑惑に悩む人に、ほんの少しでもいいから役に立てないかと思ったのです。
◇あなたにお伝えしたいことは、たったの1つ
このブログも気が付けば運営から丸4年が経過しました。
今では毎日5,000人以上の人が見てくれるブログになりました。
ブログ開設当初はこんなに多くの人に見て頂けるようになるとは予想もしていませんでした。
分相応以上のアクセス数だと感謝しています。
そしてブログのコンテンツ数も250件ほどになりました。始めはせいぜい100ページが精一杯だろう思い、ブログのタイトルも
「100問100答」
としました。
でも、とっくの昔に100問を超えてしまいました。
しかし、どんなにコンテンツ数が増えようと、私が本当にあなたに知って欲しい情報はたったの1つだけです。
そのたった1つの情報をあなたにお伝えするために、250件ものコンテンツを書いているようなものです。
その情報とは何か?
それは・・・
『あなたが最も憂慮すべき事態とはHIV検査の結果が陽性と出ることではなく、HIV検査を受けないままエイズを発症することです。』
これに尽きます。
あんなにHIV検査を受けるのが怖った私が、最後の最後にふん切れたのもこの情報、事実を知り、自分の中で認めることが出来たからです。
早い話、私はまだエイズで死にたくないと思ったのです。
今や医学が進歩し、HIVに感染しても薬を飲めばエイズの発症を防ぐことも可能になりました。
それでもなお、エイズを発症してからの治療開始では生存率が下がったり、後遺症が残ったりするリスクが存在します。
毎回のように記事の中で書いている、
「早期のHIV検査はあなたにとって救命的検査となります。」
とは本当のことです。
たかだか素人の私ごときが綴るブログに何が出来るか?
むろん、大したことは出来ません。
しかし、自分の体験を綴ることは出来ます。
HIV感染疑惑に怯えるあなたと同じ目線に立ち、共感することは出来ます。
逆にこれは医療の専門家では出来ないことです。エイズ治療の権威でも、エイズ動向委員会の委員長でも出来ません。
そして、自分の体験を語ること、読者であるあなたと同じ目線に立つことはきっと意味のあることだと思います。
つまり、
「HIV感染が怖いのはあなただけじゃない。」
というメッセージを発信することが出来ると思うのです。
きっとこのメッセージには意味がある、そう信じています。
たった一人でもいい。
私のこのブログを読んでHIV検査を受けてみようと思う人がいてくれたら。
ブログ開設から丸4年が過ぎ、いよいよ5年目に入ります。
どこまで続けることが出来るか分かりませんが、これからもあなたのお役立てるような記事を発信していきたいと思っています。
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