「アスクドクターズ」という登録制の有料サイトがあります。ここでは健康相談に医師が回答してくれます。

このサイトでHIV・エイズ関連の相談をした200人について、「気になる症状」とは何かを調べてみました。

私の調べたことを甥っ子の陽介に話すのであなたもいっしょに聞いて下さい。

(甥っ子陽介)おじさん、今日のお話は何ですか?
陽介
(私)陽介、HIV感染を疑う症状についての話だよ。
私

(陽介)HIV感染を疑う症状?それって前に「これって、HIV感染症の初期症状かな? 」って話で教えてくれましたよね。

(私)そうだったね。あの話はHIV・エイズの専門書に出て来るHIV感染の初期症状についてだったね。

(陽介)はい。実際にHIV陽性の人たちが感染初期にどんな症状が出ていたかってお話でした。

(私)今回の話はちょっと違う。まだHIV陽性と決まった訳ではなく、あくまでも自分でHIV感染が不安になった人が、いったいどんな症状から不安になったかと言う話だよ。

(陽介)ああ、なるほど。実際にはHIVに感染していなかった人も、どんな症状を不安に思っていたかという話ですね。

(私)その通りだよ。

(陽介)でもおじさん、それってどうやって調べたんですか?

(私)実はね、「アスクドクターズ」というサイトがあってね。ここは登録制の有料サイトなんだけど、健康問題を相談すると複数の医師が回答してくれるんだ。

(陽介)へぇ、それは便利なサイトですね。

(私)むろん、医療行為は出来ないので、あくまでも一般論としてのアドバイスだね。

(陽介)はい。

(私)このサイトにはHIV、エイズ関連の相談、質問も多数寄せられている。私はここでHIV・エイズの相談を書き込んだ人、200人について調べてみた。

(陽介)何を調べたんですか?

(私)200人の中で、自分の症状からHIV感染を不安に思った人を探したんだよ。いったいどんな症状を不安に思って相談したのかを調べてみた。

(陽介)なるほど。

(私)むろん、200人の中には症状以外の質問や相談も多数あった。私が数えてみると、200人中ざっと60人ほどが自分の症状を不安に思って相談してた。

(陽介)200人中60人ならけっこう多いですね。

(私)だいたいHIV感染を不安に思って相談する人は、「自分が行った行為」か、「自覚症状」か、どちらかを不安に思って相談する人がほとんどだよ。

(陽介)なるほど、行為か症状が多いって訳ですね。

(私)そうだ。両方が心配って人もいるけどね。

(陽介)それでどんな症状を心配する人が多かったんですか?

(私)うん。その調査をまとめたのがこのグラフだよ。

気になった症状
グラフ1.気になった症状(重複あり)

こんな感じだ。

(陽介)うわ!のどの痛みと発熱が断然多いですね。

(私)そうだね。

●のどの痛み 27.2%

●発熱 16.0%

この2つの症状で全体の40%を超えているからね。

(陽介)前におじさんに教えてもらった、「これって、HIV感染症の初期症状かな? 」に近いですね。

(私)そうだね。あの時の上位3つの症状は、

1位.発熱 96%

2位.リンパ節腫れ 74%

3位.咽頭炎 70%

だったね。

(陽介)やはり発熱とのどの痛みはHIV陽性者には多いんですね。

(私)そうだ。だからこそ、こうしたデータをみて自分の症状が不安になってくるんだろうね。

(陽介)でもおじさん、のどの痛みとか熱が出るとか、それってただの風邪や体調不良でもなりますよね。僕なんかしょっちゅうですよ。

(私)確かにね。もう何回言ったか覚えてないくらい言い続けてるけど、

「HIV感染は症状から判断出来ない。」

アスクドクターズでも医師の回答はほぼ100%こればっかり。

「心配ならHIV検査を受けて下さい。」

これだ。

(陽介)HIV感染不安の鉄板回答ですね。

(私)そうだね。ただ、今回紹介したような症状から不安になる人には共通点がある。

(陽介)共通点?いったい何ですか?

(私)それはね・・・

「HIVに感染したかも知れない行為に心当たりがある。」

ってことだよ。

単に症状を心配してるんじゃなくて、その背景には感染したかも知れない行為に心当たりがあって不安になってる。

(陽介)なるほど。だから単なる風邪かも知れないのどの痛みでHIV感染を不安に思う訳ですね。

(私)そうだ。さっき、ネットで相談する人は「行為」を心配する人と「症状」を心配する人が多いと言ったけど、「症状」を心配する人も「行為」には心当たりがある訳だ。

(陽介)「行為」だけではそれほど不安に思っていなかったのが、何かの症状が出てきたのでいっきに不安なってしまった、そんな感じですかね。

(私)うん、そんな人も多いだろうな。そして、そういう人はこの先もずっと熱が出るたびに、のどが痛くなるたびにHIV感染が不安になる。

(陽介)う~ん、そうでしょうね。

(私)思い切ってHIV検査を受ける以外に解決策はないんだよ。そうしないとHIV感染の不安はいつまでもつきまとう。精神衛生上極めて悪い。

(陽介)ただの風邪や体調不良の可能性が高いけど、でもHIV検査は必要なんですね。

(私)それに万一ってこともあるしね。早期にHIV感染が見つかればエイズ発症を防ぐことも出来る。

(陽介)おじさんがいつも言ってる、

「早期のHIV検査は救命的検査」

ってやつでしょう?

(私)その通りだ。だからHIV感染の不安がある人は何かの症状が出たことをきっかけに、ぜひHIV検査を受けて欲しいね。

もっと言えば、何も自覚症状が出なくても行為に心当たりがあればHIV検査を受けて欲しい。

(陽介)気になる症状が何もなくてもHIVに感染しているかも知れないってことですよね。

(私)そうだ。症状があればむろん、なくてもHIV検査ってことだね。

(陽介)分かりました。

(私)では今日の話はこのくらいでお終いにしよう。

(陽介)はい。おじさんありがとうございました。

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