現在、保健所や病院ではHIV検査のスクリーニング検査に第四世代のHIV検査が行われています。
100%かどうか分かりませんが、間違いなく主流は第四世代です。
当サイトでも過去にHIV検査の世代移り変わりは記事にしてきました。
今回は第三世代と第四世代のと比較情報を追加します。
私の調べたことを甥っ子の陽介に話しますので、ぜひあなたもいっしょに聞いて下さい。
(甥っ子陽介)おじさん、今日はどんなお話ですか? |
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(私)陽介、今日はHIV検査の第三世代と第四世代の比較について話そうと思うんだ。 |
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(陽介)第三世代と第四世代の比較ですか?それって、以前に「HIV検査の世代交代とは?」ってお話のときに詳しく教えてもらいましたよね?
(私)そうだったね。今回の話はその時の追加情報って感じかな。
(陽介)そうなんですか。それでどんなお話なんですか?
(私)第三世代と第四世代の違いを覚えているかい?
(陽介)え~っとですね、確か、
●第三世代のHIV検査 HIV抗体のみを検査する。
●第四世代のHIV検査 HIV抗体と合わせてHIV抗原も検査する。
こんな違いだったと思います。
(私)そうだね。その結果、どうなった?
(陽介)はい、第四世代の方が感染から早い時期に検査が可能になりました。
●第三世代のHIV検査 感染後20日~30日
●第四世代のHIV検査 感染後15日~20日
(注)保健所や病院では個人差も考慮して、第三世代は90日、第四世代は60日設定が多い。
(私)そうだったね。
実は私が今回陽介に話したいのはこの検査時期と検査の信頼性についてなんだ。
独立行政法人 国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター(以下、ACCと表記)
このサイトで見つけた情報なんだよ。
(陽介)どんな情報ですか?
(私)HIVに感染した後の急性期に、もしも第三世代と第四世代で検査したら、それぞれ陽性判定が出る確率についての情報だよ。
(陽介)なるほど。でもおじさん、HIV感染の急性期って、具体的にはどのくらいの時期なんですか?
(私)私が調べたところ、HIVに感染して2週間から4週間の間を急性期と呼ぶことが多いね。
(陽介)う~ん、その時期じゃ第三世代はむろん、第四世代のHIV検査でもまだウインドーピリオドですね。正確な検査は無理でしょう?
(私)その通り。でも、かなり信頼性に差があるね。
この図を見てごらん。
ACCのデータによると、第三世代のHIV検査では陽性率40%、第四世代では陽性率90%なんだね。
(陽介)なるほど。どちらもウインドーピリオド中とは言え、かなり差がありますね。
(私)本当はウインドーピリオドが明けてから検査を受けるのが一番なんだけど、どうしても急性期にHIV検査を受けたいという人は、この確率を知っておくといいね。
むろん、3ヶ月が過ぎた後に再検査が必須条件だな。
(陽介)でもおじさん、現在では保健所でも病院でも第四世代のHIV検査なんでしょう?
(私)いや、全てが第四世代のHIV検査なのかどうか、それは分からない。主流は間違いなく第四世代だと思うけどね。
(陽介)おじさん、第四世代のHIV検査って、いつ頃から始まったんですか?
(私)それもね、正確には分からない。随分調べてみたんだけどね。
分かったのは、2007年にはすでに第四世代のHIV検査が始まっていたこと、そして当時は医療関係者でも第四世代をまだ知らない人がいたってこと。
(陽介)そうなんですか。すると2007年より少し前に始まったんでしょうか。
(私)う~ん、ハッキリとは分からないけど、凡そそんな感じだと思う。
(陽介)もしかしたら、もう第三世代のHIV検査なんて、どこもやってないかも知れませんね。
(私)確かに保健所や病院はそうかも知れない。
それから、忘れちゃいけないのが郵送式のHIV検査キットだよ。
国内の郵送式のHIV検査キットは、ほとんどが第三世代のHIV抗体検査を採用している。
私が知る限り、唯一STD研究所のSTDチェッカーだけが第四世代のHIV抗原抗体検査を採用しているんだ。
だからHIV感染の急性期に検査キットを使うなら、STDチェッカーが絶対お勧めだね。
急性期だから100%の信頼性じゃないけど他のメーカーの検査キットよりは理論上信頼性が高い。
(陽介)なるほど。郵送式のHIV検査キットにも第三世代、第四世代の両方があるんですね。
郵送式のHIV検査キットは公式サイトなどで、
「感染の可能性があった日から3ヶ月過ぎてお使い下さい。」
って書いてありますね。
第四世代のSTDチェッカーもホームページ上では余裕を見て同じく3ヶ月過ぎてお使い下さいと書いてあります。
(私)そうだね。信頼性は低くてもいい、とにかく今すぐ検査したいって人は1ヶ月目、2ヶ月目に使ってもいいけど、3ヶ月後の再検査が絶対に必要だね。
(陽介)急性期に「陰性」判定が出ても、100%の信頼性とは言えない訳ですね。
(私)そうだね。それは郵送式の検査キットだけじゃなく、保健所でも病院でも同じだ。
(陽介)分かりました。
(私)今日は第三世代と第四世代のHIV検査で、急性期の陽性率を比較してみた。
覚えておいて欲しいのは、保健所や病院では第四世代、郵送式のHIV検査キットでは第三世代と第四世代の両方があるってことだ。
それぞれの検査時期と信頼性を知った上で使ってもらいたいね。
(陽介)そうですね。分かりました。
(私)それじゃ今日の話はこれで終わりにしよう。
(陽介)おじさん、ありがとうございました。
STDチェッカーは保健所や病院と同じ、第四世代のHIV抗原抗体検査です。
急性期の検査では第三世代の抗体検査より信頼性が高いとされています。
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