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HIVに感染しエイズを発症した後、もしも何も有効な治療を行わずに放置していた場合、患者の死亡率はどのくらいでしょうか。

今回私が調べたことを甥っ子の陽介に話しますのであなたもいっしょに聞いて下さい。

(甥っ子陽介)おじさん、もしもエイズになって治療しなかったら、死亡率ってどのくらいですか?
陽介
(私)陽介、それはね諸説あるけど、どれも90%以上の致死率で改めて怖い病気だと分かる。
私

(陽介)そうなんですか。諸説あるけど、どれも90%以上ってことですね。

(私)う~ん、諸説あるって言ったけど、実はそう多いデータを見つけた訳じゃない。今の日本ではエイズで亡くなる患者は少ないので死亡率に関するデータがあまり見つからない。エイズ動向委員会からも出てないしね。

(陽介)そうなんですか。でも、1980年代だとエイズは致死的疾患でしたよね。その頃のデータってないんですか?

(私)確かにね、探せば見つかると思うんだけど今の所は分からない。ただ、こんな本を見つけたよ。

エイズのなにが怖いのか

『エイズのなにが怖いのか』 水野 肇 著 中央公論社 1992年

(陽介)お!1992年に出版された本ですか。当時だとまだエイズは致死的疾患ですよね?

(私)その通り。ARTと呼ばれる今の治療法が登場したのが1997年頃だから、まだHIV感染からエイズ発症、そして死に至るっていう時代だね。

日本国内では薬害エイズが大問題になった時代で、今よりずっと世間の関心も高かった。

(陽介)この本にエイズの死亡率が書かれているんですか?

(私)そうなんだよ。この本にはこう書かれている。

『発病してから2年以内に必ず死ぬとはいえないかも知れないが、99.9%は死ぬ。』

99.9%の致死率ってことは、エイズになればほぼ死んでしまうってことだ。

(陽介)うわ!怖いですね!でも、当時はそんな状況だったんですね。

(私)この本を書いた水野氏は当時厚生省のエイズ対策委員会委員をやっていた医事評論家だ。多くのエイズ治療現場に精通してこの本を書いてる。

(陽介)そうですか。

(私)この本はもう24年も前の本だけど、この10年くらいに出された本にはエイズの死亡率なんて書かれていないようだ。少なくとも私が所有する本にはないね。

(陽介)そうなんですね。

(私)ただ、ネット上で調べてみると複数のサイトにエイズの死亡率が出てくる。どのサイトも同じ数字で、

「致死率90%」

と書いてある。この数字の出所、根拠は分からないけど信頼出来る医療サイトにも出てくるので、恐らく信用出来る数値だと思うよ。

(陽介)そうですか。

(私)また、1983年の日経新聞では、アメリカにおけるエイズの様子をこんなふうに書いていた。

「かかったが最後、3年以内の死亡率は70%に達する」

ここでは致死率70%になっているけど、何せ1983年と言えばエイズが大問題になった直後なので十分なデータも揃ってなかったんじゃないかな。

(陽介)それじゃやはり致死率90%が信頼性の高い数値でしょうか?

(私)うん、私はそう思うな。

(陽介)いずれにしてもエイズを放置していると非常に高い致死率であることは間違いないですね。

(私)その通り。日本のように医療体制の整った国でエイズを放置することは考えられないけど、アフリカなどでは未だに治療を受けられずに死んでいく人もいるよね。

(陽介)そうですね。

(私)国連合同エイズ計画(UNAIDS)によれば、2014年に世界中でエイズによる死亡者数は120万人だそうだ。これは死亡者がピークだった2004年より42%減にはなっている。でも、主にアフリカなどでまだまだ多くの人がエイズで亡くなっている。

(陽介)本当にそうですね。

(私)最後に、エイズの死亡率を調べていたら、他の感染症の死亡率が出てきた。エイズと比較する意味でここに紹介しておくね。致死率の高い順に並べてみよう。

1位 狂犬病 99%(100%とするデータもあり)

2位 炭疽(たんそ)症 92%

3位 エイズ 90%

4位 エボラ出血熱 83%

5位 マールブルグ熱 80%

6位 Bウイルス感染症 70%

7位 腺ペスト 65%

8位 鳥インフルエンザ 54%

9位 黄熱病 50%

9位 破傷風 50%

こんな感じだね。

この数値が複数のサイトで出てくる。たぶん、出所は同じだと思うんだけど信頼性の高いサイトも含まれていたので間違いないと思うよ。

(陽介)なるほど。怖い病気が色々あるんですね。でも、少なくともエイズはHIV感染を予防すれば防げるし、仮にHIVに感染しても早期の検査で見つかればエイズ発症を防げますね。

(私)そうだよ。エイズを発症してからの治療でも命を落とすことは少なくなったけど、それでも生存率は下がるし後遺症が残ることもある。やはり早期のHIV検査は救命的検査だね。

(陽介)そうですね。今日はありがとうございました。

(私)うん、それじゃ今日はこれでお終いにしよう。

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