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2018年1月、厚生労働省がHIV/エイズに関するアンケート調査を行っています。18歳以上の男女合計3,000人にHIVやエイズについて理解の程度、印象などを聞いたものです。

私としてはけっこう意外なアンケート結果だったのですが、あなたにとってはどうでしょうか?

甥っ子の慎太郎に結果を話しますので、あなたもいっしょに聞いて下さい。

(甥っ子慎太郎)おじさん、今日はどんなお話ですか?
陽介
(私)慎太郎、今日はHIV、エイズのアンケート調査についての話だよ。
私

(慎太郎)HIV、エイズのアンケートですか。それはどんなアンケートですか?

(私)厚生労働省が2018年の1月に行ったHIVやエイズをどう理解しているか、どんな印象を持っているか調べたものだよ。

日本国民合計3,000人にアンケートを行い、そのうち1,671人から回答を得ている。

(慎太郎)ふーん、そうなんですか。それは興味深いですね。どんな設問だったのでしょう?

(私)うん、ネットのニュースで公開されていたのは全部で5問だよ。順番に説明していこう。

まずはHIVとエイズの関係、違いについてだ。

(慎太郎)ああ、基本中の基本ですね。案外、HIVとエイズの違いを知らない人っていますよね。

(私)これがアンケートの結果だよ。

HIVとエイズの認識
グラフ1.HIVとエイズの認識

(慎太郎)うーん・・・。そうですか。正しく理解していた人は全体の19.8%なんですね。5人に1人ですか。

HIVとエイズが同じだと思っている人が36.9%もいるんですね。これはちょっと意外ですね。

(私)確かにね。ネットで簡単に情報が入る時代だから、もっと正確に理解している人が多いかと思っていたよ。

正しく理解していた19.8%の人たちなんだけど、もっと細かく世代別に調べている。それがこのグラフだよ。

理解していた人の年齢分布
グラフ2.世代別分布

この結果を見ると、HIVとエイズの違いを最も理解していたのは18歳~29歳の若い世代だね。

まぁ、それでも3割に届かない。そして60歳以上だと理解している人が2割以下、70歳以上だと1割強だからね。

(慎太郎)本当ですね。でも、何となく分かります。

60歳以上だと学校では教えてもらえず、ネットはそれほど使わない世代ですよね。情報が入って来ない世代なんでしょうね。

(私)そうだね。何か理由があって自分で調べた人は知ってるけど、自然と知る情報ではないからなぁ。

しかし、50歳以上は「いきなりえイズ」の割合がとても高く、これは情報不足と関係していると思うな。

(慎太郎)そうでしたね。いきなりエイズの全体割合が30%なのに、50歳以上だと50%を超えていましたよね。

自分のHIV感染リスクに気付かず、HIV検査を受けないことが大きな理由の1つなんでしょうね。

(私)そうだろうな。それじゃ次の質問を見てみよう。

「あなたはエイズと言う病気に対して、どんな印象を持っていますか?」

と言う質問だよ。その回答がグラフ3だ。

エイズの印象
グラフ3.エイズの印象

ズバリ、エイズとは「死に至る病気」だと思っている人が50%以上いる。これも意外だね。

(慎太郎)うーん、本当ですね。すでにエイズが致死的疾患ではなくなって、20年近く経つのに、未だにそう思っている人が多いんですね。

(私)まさしくね。1980年代の半ばにエイズパニックが起きて、その時の大騒ぎのイメージが残っているんだろうか。

1997年から始まったARTと呼ばれる抗HIV医療によってHIV感染症は慢性疾患に近い病気になっている。

(慎太郎)それからエイズは特定の人だけ関係がある病気だと思っている人が20%近くもいますね。

これもエイズが初めて報告された時の男性同士のセックスで感染すると言う誤った情報が残ったままなんでしょうか。

(私)それもあるだろうし、性風俗みたいな場所でしか感染しないと思ってる人もいるかも知れないね。

だけど実際にはHIV感染は誰でも、どこでも起こり得る感染症であって、特別な人だけじゃない。

(慎太郎)毎日大量の薬を飲まなくてはいけないと思ってる人もけっこう多いですね。

(私)それも10年以上も前の話だよね。今では1日1回、1錠だけと言う患者さんもいる。副作用が減った上に飲む量も随分減っている。

さて、それじゃ次の質問を見ようか。

「あなたはHIV・エイズの最新情報を知っていますか」

と言う質問だ。多分、選択式の質問だと思う。

その回答が次のグラフ4だよ。

エイズ最新情報
グラフ4.HIV・エイズの最新情報

これで意外なのは「全て知らない」と答えた人が35%もいたことだ。やっぱり、そんなに関心がないから情報も入手しないんだろうな。

(慎太郎)そうでしょうね。特に中高年ほど知らないんじゃないでしょうか。

(私)そうだな。グラフ2を見ても分かるように高齢者ほどHIVとエイズの違いも知らないんだから、ましてや最新情報など知るはずもない。そう思うよ。

(慎太郎)本当ですね。

(私)それじゃ最後、5つ目の質問だ。

「あなたは保健所の無料・匿名のHIV検査を知っていますか?」

この回答がグラフ5だよ。

保健所HIV検査の認知度
グラフ5.保健所HIV検査

保健所で無料、匿名でHIV検査を受けることが出来ると知ってる人は凡そ半分、知らない人が半分だ。

(慎太郎)これも意外です。もっと知ってる人が多いと思ってました。

(私)まぁ、HIV感染、HIV検査に関心も興味なければ知らないだろうな。知らなくても日常生活には困らないし、自然と知るものでもない。

自分がHIVに感染したかも知れないと不安になった人が、ネットで情報を探して初めて保健所HIV検査を知るってことだろうな。

(慎太郎)そうかも知れませんね。

(私)ともかく、今回の厚生労働省のアンケート調査の結果は私としては意外だった。もっとHIVやエイズについて周知されていると思ってた。

(慎太郎)僕も同感です。

(私)厚生労働省では今回の調査結果を元に、更にHIVやエイズについての啓蒙活動に力を入れるそうだ。

何しろ最も力を入れるべきは早期のHIV検査だろうな。

エイズ動向委員会の岩本委員長が常に指摘しているように、早期のHIV検査は本人にとっては早期治療が可能になるし、社会全体で見れば感染防止につながる。

(慎太郎)そうでしたね。

(私)それじゃ今回の話はこの辺で終わりにしよう。

(慎太郎)おじさん、ありがとうございました。

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