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病院でHIV検査を受けたら、検査費用はいくらかかるでしょうか?

HIV検査と言えば保健所を真っ先に思いうかべるあなたもいるでしょうが、実は保健所よりも病院でHIV陽性の告知を受ける人の方が多いのです。

病院でのHIV検査の実態を私が陽介に話します。あなたもいっしょに聞いてください。

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アイコンボタンHIV検査は自宅でも保健所や病院と同等検査が可能です。
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(甥っ子陽介)おじさん、HIV検査は病院で受けると検査代はどのくらいかかるんですか?
陽介
(私)陽介、この際だから病院でのHIV検査について色々と教えてあげよう。思ったより複雑なんだよ。
私

(陽介)おじさん、病院でのHIV検査が色々複雑って、何が複雑なんですか?

(私)保健所のHIV検査に比べて複雑という意味だよ。まず、HIV検査を受けるきっかけ、目的がずい分違うんだ。

(陽介)え?HIV検査の目的って、HIVに感染しているかどうかを調べるためでしょう?

それは保健所も病院も同じじゃないんですか?

(私)確かにそういう意味では同じだね。でも、保健所の場合は本人がHIV感染の不安を感じたり、もしかして感染していないか念のためにHIV検査を受けるよね。

(陽介)そうですね。病院は違うんですか?

(私)むろん、病院もそういう目的でHIV検査を受ける人がくるよね。

でも、病院ではそれ以外にこんな人たちがHIV検査を受けるんだよ。

1.妊娠した人が妊婦健診で受ける。

2.病院に入院したり、手術を行う前にスクリーニング検査として受ける。

3.クラミジアや梅毒などの性感染症に感染したとき、HIVの重複感染を検査する。

4.体重が激減したり、下痢や頭痛が続くとき、エイズ関連疾患を疑って検査する。

5.エイズ指標疾患の恐れがある症状の場合に検査する。

どうだい。保健所よりも色々な事情、目的の人がHIV検査を受けるだろう?

⇒補足資料①

(陽介)なーるほどですね。言われてみれば確かにそうですね。

今おじさんが話してくれた5つのケースは、必ずHIV検査を行うものですか?

(私)そうとは限らないよ。まず、1番の妊婦健診だけど、これは必ず行うね。

でも中には何かの事情でHIV検査を受けずに出産して、母子感染が発生するケースもまれにあるんだ。

それから2番の入院、手術前は多くの病院で実施しているね。

患者に無断でやったり、検査代を強制的に徴収して問題になった病院もあるんだよ。

(陽介)そういえば以前ニュースでやってましたね。

(私)3番はどうかなぁ。医者の判断、本人の希望によるかな。

陽介も知っていると思うけど性感染症はみんな同じ感染ルートをもっているから、クラミジアや梅毒に感染していれば当然HIVにも感染している可能性がある。

だから本来は必ずHIV検査も受けた方がいいね。

それに平成24年(2012年)から、

「HIVの感染に関連しやすい性感染症が認められる場合、既往がある場合又は疑われる場合でHIV感染症を疑う場合は、本検査を算定できる。」

と言う通知が厚生労働省から出てる。

これでHIV検査を受けやすくなってるんだよ。

(陽介)なるほど、そうですよね。クラミジアや梅毒だけが危ないなんて言えないですよね。

(私)4番は難しいね。HIVに感染しなくても頭痛や下痢することは珍しくない。医者がどこまで判断するかによるね。

(陽介)ただの体調不良や風邪、消化不良と判断すればHIV検査はしないかも知れないってことですね。

(私)そうだね。さすがに5番のケースは明かに症状が出ているから必ずHIV検査を受けることになるね。

(陽介)するとおじさん、保健所でHIV検査を受ける人と、病院でHIV検査を受ける人はどのくらいの比率なんですか?

(私)うーん、保健所でHIV検査を受けた人の数は分かるけど、病院でHIV検査を受けた人の数は分からないね。

それを集計する仕組みがないからね。ただ、HIV感染者が見つかった比率なら分かるよ。

病院でHIV感染が見つかった人は50.6%、保健所でHIV感染が見つかった人が33.5%だ。

⇒補足資料②

(陽介)あれー!病院でHIV感染が見つかるケースの方が多いんですね!

(私)そうだね。何かの症状が出て、HIV感染の可能性が高い人は保健所よりも病院に行くだろうしね。

(陽介)おじさん、他にも保健所のHIV検査と病院のHIV検査の違いはあるんですか?

(私)あるさ。決定的に違う点があるよ。それが何だか陽介、分かるかい?

(陽介)えーっと・・・・そうだ!肝心なことを忘れてました。

保健所では無料・匿名で検査が受けられるけど、病院では有料で匿名は出来ませんね。

(私)その通りだよ。HIV検査は保健所なら全国どこでも無料・匿名だね。でも病院ではそうはいかない。

(陽介)病院でのHIV検査はどのくらい費用がかかるんですか?

(私)病院によって差があるんだけど、一般的な費用としてはこんな感じかな。(全額自己負担の場合)

●HIV抗体検査 3,000円~7,000円

●NAT検査   15,000円程度

(陽介)保健所でやってるHIV検査は抗体検査でしょう?NAT検査ってどんな検査ですか?

(私)NAT検査はHIVの抗体を見つける検査じゃなくてHIVの遺伝子、核酸を見つける検査だよ。

核酸増幅検査とも言う。血液検査でHIVの核酸が微量でも含まれていれば、それを人工的に何万倍にも増幅して検査するんだよ。

検査精度が高いし、HIVに感染してから11日が経過していれば検査可能なんだ。

⇒補足資料③

(陽介)なるほど。そうそう、おじさん病院でHIV検査を受ける時って、健康保険は使えるんですか?

(私)いい質問だね。これは使えるケースと使えないケースがあるんだよ。

例えば陽介が自分でHIV感染の不安を感じて病院に行って検査を頼んだら保険は使えない。全額自己負担になるんだ。

(陽介)そうなんですか。それじゃ保険が使えるケースはどんな時ですか?

(私)医師が診察や治療を行う上でHIV検査が必要だと判断した場合は保険が適用されるんだよ。

例えば、スクリーニング検査が自己負担でも陽性判定が出て確認検査が必要になれば保険が使える。

あるいは、何かの症状が出ていて、それがHIV感染症かどうかを判定するのにHIV検査が必要な場合も保険が使えるんだ。

さっきも言ったけど、医師がHIV検査を必要と判断した場合は保険適用となるんだよ。

⇒補足資料④

(陽介)それじゃおじさん、さっき病院で入院前や手術前にスクリーニング検査でHIV検査を行うケースを教えてもらったけど、この場合は費用負担はどうなるんですか?

(私)これはね、院内感染防止という意味合いで病院側が負担するケースもあるし、事前に患者に説明して費用負担を承知してもらう場合もあるよ。

ただ、病院側と患者という立場を考えると、検査費用を払いたくなくても承知せざるを得ないよね。

⇒補足資料⑤

(陽介)確かにそうですよね。今回のおじさんのお話で病院でのHIV検査がよく分かりました。

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補足資料

①検査を考慮すべき臨床状況(HIV感染症の症状完全ガイド)

②あるエイズ患者支援活動を行っているNPOが発行している資料による。HIV感染者239人に対してHIV感染告知を受けた場所の調査結果による。

また、「HIV感染者の早期発見と社会復帰のポイント」(医薬ジャーナル社)には次のようなデータが掲載されている。

HIV検査のきっかけ

③最速NAT検査はどこで受けられる?

④HIV検査の健康保険適用は?

⑤HIV検査と手術